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サウナスーツで痩せることはできるのか?
こんにちは!
熊本でボディメイク・ダイエットが受けられるパーソナルジムpas à pas パザパ代表の平野です。
少しでもダイエット効果を高めるためにサウナスーツを着ることを考えている人が居ると思います。
しかしサウナスーツは本当に効果があるのか?ということについて今日はお伝えしていきます。
サウナスーツはたまにモデルさんや女優さんが使用していることを見かけることもありますが、そのほとんどがサウナスーツの効果を正しく理解していないことが多くあります。
そのため、今日の内容でしっかり理解するようにしていきましょう!
具体的な内容としては、まず初めに「なぜ汗が出るのか」「汗が出るメカニズム」についてお伝えします。
その上で、「汗をかけば痩せるのか?」「正しい汗のかき方」をお伝えしていきます。
今日の内容をしっかり理解できれば、サウナや岩盤浴など汗をかくことがダイエットにとって効果的かどうかを自分で判断できるようになるだけでなく、ダイエットにおいて無駄な努力・時間・お金を使わなくて済むようになります。
もし今ダイエットをしていて「何か付け加えたい」、ダイエットのためにサウナスーツやサウナ・岩盤浴を利用したいと思っているのであれば、ぜひ最後まで読んでいって下さい。
なぜ汗が出るのか。
ではまず、なぜ汗が出るのかということについてですが、それはズバリ「体温を下げるため」です。
人間は恒温動物であり、外界の気温変化に関わらず体温を一定に保とうとする働きがあります。
その体温を一定に保とうとする時に「汗」が必要になります。
気温が高ければ汗をかいて上がった体温を下げるようにする。
気温が低ければ筋肉をブルブル震わせて下がった体温を上げようとする。
このように汗は基本的に上がった体温下げようとするための機能です。
汗が出るメカニズム
では次にその汗が出る時はどういう時かを考えてもらいたいのですが、大きく2パターンあります。
それが、
①気温が高いところにいる時。
②運動した時。
この2つです。
最近の熊本はかなり熱くなってきていますので、外でじっと座っていても汗が出ますよね。
また、例え冬の屋外でもジョギングやスポーツをすれば汗をかきますよね。
暑いところでじっとしていても汗をかくのは、先ほどお伝えしたように上がった体温を下げようとするためです。
寒い冬の屋外でもジョギングやスポーツをすれば汗をかくのは、筋肉が働くことで熱が発生し、体温が上がる。その上がった体温を下げるために汗をかく。
そして、ここが非常に重要なのですが、汗はエクリン腺やアポクリン腺と言われる汗腺から反射的に出されるもので、汗を出すことにおいてエネルギーは消費しません。
ダイエットにおいてエネルギーを消費しなければ痩せることはできません。
汗をかけば痩せるのか?
つまり、汗をかくというのはそのものがエネルギーを消費するのではなく、汗をかくまでの過程でエネルギーを消費しているかどうかが重要なのです。
エネルギーを消費するのは筋肉を動かすかどうかです。
なので、暑い屋外で30分間じっとして汗をかいてもエネルギーはほとんど消費されていないけど、寒い屋外で30分ジョギングをしてじんわり汗をかいた場合は、筋肉を動かしているためエネルギーは消費されているということになります。
これを考えると、サウナスーツやサウナ・岩盤浴は体を温めますが、それは暑い屋外にいるのと同じ条件であるため、どんなに汗をかいてもエネルギーを消費しないので痩せることはありません。
サウナスーツやホットヨガなど、暑いところでの運動はプラスの要素にならないということです。
体を温めるということは血流を良くして老廃物を流したり、疲労を回復させたりの効果があるのでサウナスーツやサウナ・岩盤浴が何の効果も無いということではありません。
ただダイエット効果を高めるために・痩せるためにという点では必要は無いということです。
汗を大量にかいた後は体重が2kg落ちることもありますが、それは単純に水分が体から抜けただけで脂肪が減ったわけではありません。
体の水分が蒸発したというイメージです。
大量に汗をかいた後は疲労感もあり、エネルギーを消費したような気になりますが、それは単純に脱水による脱力感がほとんどでしょう。
なので、辛いものを食べれば痩せるというのも嘘ということになります。
これは辛い刺激に対して反射的に汗が出ているだけで、エネルギーを消費しているわけではありません。
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正しい汗のかき方
ここまで読んでいただければもう分かっていただけると思いますが、汗をかくのであれば筋肉を働かせた結果、汗が出るというのがダイエットにおいての正しい汗のかき方になります。
ただ、中には運動しても汗が出にくいという方がいると思います。
しかし安心して下さい。
汗が出ることが消費エネルギーを増やしているわけでは無いので、汗が出なくても筋肉が動いていればエネルギーは消費されています。
逆に汗をかきやすい方もいますが、汗をたくさんかいたからといって消費エネルギーが増しているわけでもありません。
汗をかいてもかかなくても、筋肉を動かすことがダイエットにとって重要度ということです。
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今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
熊本のパーソナルジムpas à pas パザパ代表の平野でした。