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ヒールを履くと脚が太くなる原因と対処法。綺麗に歩く方法も解説!
ヒールを履くと脚が細くなるはずなのに、逆に脚が太くなってしまった。
そんな人がヒールを履いて脚を細くするためにはどうすればいいのか?
また、ヒールを履いて綺麗に歩くためにはどうすればいいのか?
モデルボディメイクの資格を持つパーソナルトレーナーが解説していきます。
こんにちは!
熊本市中央区で女性のダイエット・ボディメイクを行っている、パーソナルジム pas à pas パザパ代表の平野です。
女性の方で営業や接客のお仕事をしている方は、ヒールを履く機会が多いかと思います。
ヒールを履いた時の特徴として、「脚がスラッと細く見える」というのがありますが、履き続けるうちにふくらはぎ・太ももが太くなってしまったという方も多いはずです。
これ実は、姿勢・骨格の歪みにより脚を太くする歩き方になってしまうのが原因なんです。
また、ヒールを履いていざ歩いてみると膝が曲がったり、歩き方がぎこちなかったりする人も多くいます。
これはヒールを履いて綺麗に歩くために最低限必要な身体の機能があります。
そこで今日は「ヒールを履いて脚が太くなる原因」「太くなった脚を細くする方法」をお伝えし、最後に「ヒールを履いて綺麗に歩くために最低限必要な身体の機能」についてお伝えしていきます。
今日の内容を理解し実践することで、ヒールを履かなくても綺麗な脚・ヒールを履くともっと綺麗な脚を手に入れることができ、さらに美しく歩くことができるので周囲からも好印象を得られるようになります。
ぜひ最後まで読んでいってください。
ヒールを履いて脚が太くなる原因
まずはじめに、ヒールを履いて脚が太くなる理由に「筋肉太り」「浮腫み」この2つがあります。
しかし、この2つの現象が起こる根本的な原因は同じで、多くの人が筋肉太りと浮腫み両方起こっているパターンがほとんどです。
ではこの筋肉太りと浮腫みが起こる原因は何かと言うと「骨盤の傾き」です。
通常、人の骨盤はやや前傾しているのですが、過度に前傾したり逆に後傾すると脚の筋肉に余計な負担がかかり筋肉が発達してしまいます。また、筋肉に余計な負担がかかり続けると筋肉が疲労し老廃物を流せなくなります。
そして、ヒールを履くと踵が上がることで骨盤の前傾を助長させてしまいます。
骨盤の前傾が過度に強くなると「前ももとふくらはぎ」に負担がかかります。
これは重心が前に行ってバランスが崩れそうになるのを止めるためです。
なので、普段から骨盤が後傾している人がヒールを履いて骨盤が前傾するといつもより重心が前に行きバランスが崩れそうになるため、それを止めようとして同様に「前ももとふくらはぎ」に負担がかかります。
つまり、普段の姿勢で骨盤が正常な位置に無いと脚に負担がかかり、ヒールを履くことでその負担をさらに強めてしまうので「筋肉太り・浮腫み」を引き起こしてしまうということです。
この時、リンパマッサージなどを行なっても根本的な改善にはなりませんのでそれはやめましょう。
リンパマッサージで痩せない・細くならない理由と浮腫みを根本的に改善したい方はリンパマッサージは痩せない!?効果を得られる人と得られない人の違い。で解説しています。
「太くなった脚を細くする方法」
ヒールを履いて脚が太くなる原因は骨盤の傾きだとお伝えしましたので、脚を細くするためには骨盤の傾きを整え、脚に余計な負担をかけないようにすることが必要となります。
また、余計に負担をかけないと言うのはヒールを履いている時たけでなく履いていない時も負担をかけないようにする必要があります。
なのでヒール高7〜9cmを履くなら骨盤は正常(やや前傾)とし、ヒール高10cm以上を履くなら骨盤はフラット(正常な位置よりやや後傾)に合わせていくと大丈夫です。
*ヒール高7cm以下は骨盤は正常(やや前傾)にすると大丈夫です。
また、早く脚を細くしたい場合は仕事上履かないといけないと言う場合を除いて骨盤の傾きが整うまではヒールを履かないようにしましょう。
骨盤の位置を正常にするために必要なポイントは、
・股関節と肩甲骨の柔軟性
・背筋とお尻の筋肉の筋力アップ
・肋骨の可動域アップ
・太もも、膝裏のストレッチ
これらを意識してトレーニングを行なっていくと骨盤を正常な位置に持っていくことが可能となります。
骨盤の位置をフラットにする場合は、
上記のポイントに加え、重心位置をやや後ろにするとOKです。
例えばトレーニングの最後に踵重心で行うフルスクワットを行うなどがおすすめです。
また、骨盤の傾きを整えることは姿勢も良くなり代謝もアップさせることができます。
その理由は姿勢を変えれば痩せる!姿勢を整えてダイエット効果を最大限引き出す方法!で解説しています。
ヒールを履いて綺麗に歩くために最低限必要な身体の機能
最後にヒールを履いて綺麗に歩くために最低限必要な身体の機能ですが、基本的には骨盤の傾きを整えると綺麗に歩けるようになります。
その上で、
・スネの筋肉の柔軟性
・肩甲骨で重心をコントロール
これらが必要になってきます。
7cm以上のヒールを履く場合、スネの筋肉はかなり伸ばされるのですが、そこの柔軟性が無いとスネの筋肉に引っ張られて膝が曲がってきてしまいます。
その他にも股関節の前・腹筋の柔軟性も重要になってきますので、体の前面の筋肉のストレッチは重点的に行いましょう。
また、人は重心の微調整を足首で行いますが、ヒールを履くと足首は伸びた状態でキープされやすいので、重心のコントロールを行いにくくなります。
その際、代わりとなるのが肩甲骨です。
ヒールを履くと特に重心が不安定となり、その中でも地面と設置している所から遠い頭や上半身の不安定さが強くなります。
さらに、不安定になると力みが生じ体が1本の棒のようになるため、余計にふらつきやすくなります。
この状態ではしなやかさ・スムーズさが欠けてしまいますよね。
なので、不安定な状態でも肩甲骨を微妙に寄せたり離したりなどコントロールできるようになれば、無意識のうちに重心をコントロールできるようになります。
これらがヒールを履いて綺麗に歩くために最低限必要な身体の機能となります。
これができないにも関わらず、歩く練習をしたりウォーキングレッスンなどで歩き方を教わっても再現することができないので、いつまでたっても綺麗に歩くことはできません。
歩き方を練習する前にまずはそれに必要な身体の機能を身につけましょう!
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今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
熊本のパーソナルジムpas à pas パザパ代表の平野でした。