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リンパマッサージは痩せない!?効果を得られる人と得られない人の違い。

リンパマッサージは痩せない!?

美容に良いと言われるリンパマッサージですが、ダイエット効果はあるのか?老廃物を流せば痩せる、または痩せやすい体質になりそうですが、本当にそのような効果はあるのか?

 

医学的な知識の元、パーソナルトレーナーが徹底解説していきます。

 

こんにちは!

熊本でダイエットを専門で行っています、パーソナルジム pas à pas パザパ代表の平野です。

パーソナルジムでダイエットをしよう!ジムならパザパへ。

最近はもっぱらお家時間ということで、テレビでもリンパマッサージのやり方を紹介しています。

リンパマッサージと言えば浮腫み取りのイメージですが、テレビの紹介の中で「痩せやすい体質になります!」とダイエットにも効果的な感じで紹介されることも多々あります。   

しかし、実際にやってみてもあまり浮腫みが取れる実感もないし、ましてや痩せた実感も無い方が多いかと思います。

なぜ効果が出ないのか?

リンパマッサージが意味無いのか?

リンパマッサージのやり方がいけないのか?

いろんな疑問が出てくるかと思います。

 

そこで今日は、「リンパマッサージで痩せない理由」「リンパの滞り・浮腫みを根本的に解決する方法」そして「正しいリンパマッサージの方法」についてお伝えしていきます。

 

特に、前半でお伝えする以下4つのことは最低でも押さえておきましょう!

①リンパマッサージは脂肪を燃焼させるわけではない。

②リンパが滞ることで代謝が落ちて太ることはある。

③リンパマッサージはあくまでもリンパの流れを手助けするもの。

④リンパの流れが悪くなっている根本的な原因を解決する必要がある。

 

リンパマッサージで痩せない理由


パーソナルジムでもやりますが、効果はあるのか?

 

まず整理しないといけないのは、太っている・太くなっているの原因は何か?です。

大まかに分けると、

①脂肪で太る・太くなる

②筋肉で太る・太くなる

③浮腫みで太る・太くなる

だいたいこの3つです。

 

そしてリンパマッサージは「浮腫みで太る・太くなる」という点を改善させるものです。

 

つまり、リンパの流れの滞りにより浮腫むことで太っている・太くなっているのであれば、リンパマッサージで痩せる・細くなるというのは可能な話しです(痩せるというより浮腫が取れるということ)。

 

しかし、脂肪や筋肉で太っている・太くなっているのにリンパマッサージをしても痩せる・細くなるということはありません。

 

脂肪が燃焼されるときは筋肉や内臓などで脂肪がエネルギーとして使われ、その時に出たカス(老廃物)がリンパ液に混じって流れていきます。

なので、いくらリンパの流れを良くしたところで、カスは流れますがその前の脂肪がエネルギーとして使われる段階が起こっていないので、脂肪は減らないどころかカスすら出ません。

 

ただ、リンパの流れが悪くなっているとカス(老廃物)が身体の中に溜まり、毒素を出したり、浮腫んだりするのでそれが原因で代謝が落ち、脂肪で太るということはあります。

その場合はリンパマッサージでカスを出し、代謝を元に戻すことで痩せるということは起こります。

しかしリンパマッサージをやり続けてもカスが溜まってた分が排出され、代謝が元に戻る分までは痩せますが、それ以上の効果は得られませんので、永遠痩せ続けるということはありません。

これは先ほどお伝えした、脂肪がエネルギーとして使われる段階が起こっておらず、あくまでも溜まってた分が出たということです。

 

なので、そもそもリンパの流れが良い・浮腫んでないという方はリンパマッサージで痩せるという効果は得られませんし、浮腫んでも24時間浮腫んでるわけではないという方は、代謝が落ちるほどの影響は起こっていないので、その場合もリンパマッサージで痩せるというほどの効果は得られません。

リンパマッサージで痩せない場合は別の原因があるということですね。

例えば、リンパの滞りが原因ではなく単純に脂肪が増えてしまっている、筋肉で太る・太くなっている場合は、普段の姿勢の崩れから代謝が落ちたり筋肉に負担がかかり太くなったりするので、姿勢を改善させる必要があります。

そういう方はこちらの記事を参照してください。

【関連記事】

姿勢を変えれば痩せる!

 

そして、最も大事なのは「なぜリンパの流れが悪くなったか」という根本的な原因を改善しないと、リンパマッサージをやめてしまえばリンパが滞って代謝が落ち太ります。

リンパマッサージはあくまでもリンパの流れを助けてあげるだけです。

また、夕方になると足やふくらはぎが浮腫むという方も多いと思いますが、その度にリンパマッサージを行なってスッキリしたとしても、リンパの流れが悪くなっている根本の原因が解決できていないため、次の日の夕方にはまた浮腫みます。

 

リンパの滞り・浮腫みを根本的に解決する方法


まず、リンパの流れが悪くなる・滞る原因は主に5つあります。

①水分不足

②栄養の偏り

③運動不足による血液の循環不全

④姿勢の崩れによる筋肉疲労

⑤深い呼吸ができていない

他にもあげればキリがないのですが、多くの方がこのうちのどれか、または複数が原因となっています。

 

次にそれぞれに対する対処法をお伝えしていきます。

 

【①水分不足】

リンパの滞りといえば浮腫みですよね。

水を摂り過ぎれば浮腫むと思い、水分量をなるべく抑える方は多くいらっしゃいます。

確かに大量に水分を摂り過ぎれば浮腫むのですが、それは短時間で1リットル以上飲んだ場合などです。

女性の場合でも間隔をあけて1日トータル2リットル前後であれば浮腫むことはありません。

 

逆に、水分摂取が1日1リットル未満になると浮腫む可能性が非常に高くなります。

これは血液中の水分が減ることで、相対的に血液中の塩分濃度が高まり、浸透圧と言われる作用によって浮腫んでしまいます。

また、血液の水分量が減ると血液がドロッとするので流れにくく、循環が悪くなり浮腫むということが起こります。

 

水分摂取量に関しては様々な意見がありますが、食べ物に含まれる水分・代謝で作られる水分などを差し引くと女性の場合1.2〜1.5リットル飲めるとベストです。

汗をかきやすい夏場や乾燥しやすい冬場は0.2〜0.5リットル増やすようにするとベストです。

 

【②栄養の偏り】

これは糖質の過剰摂取、塩分の多い食事などで浮腫みが起こります。

糖質は1gあたり3gの水分を保有することができます。

なので、糖質を摂り過ぎればその3倍水分ほ保有してしまいます。

糖質制限で急激に体重が落ちるのは、この水分が抜けるからです。

ただ、浮腫みを気にしすぎて糖質を摂らないと食欲が乱れ太ってしまいますし、健康状態も悪化します。

1日の目安としては糖質量150g前後は取るようにしましょう。

糖質量150g前後で浮腫むことはありませんので安心してください。

これが糖質量250gや300gとなると浮腫みますので注意が必要です。

 

塩分の多い食事は血液中の塩分濃度が高まり、それを薄めるために血管内に大量に水分を保持しようとすることで浮腫みます。

血液中の水分が多くなると血管がパンパンになるので、これが高血圧の原因だったります。

これが原因と考えられる方は薄味にし、バランスの良い食事を心がけましょう。

 

糖質量が過剰に多くなっている方も、糖質を適度に抑え(150g前後)、バランスの良い食事を心がけるだけで、自然と浮腫みも解消してきます。

 

【③運動不足による血液の循環不全】

デスクワークが多い方などは特に要注意です。

人は動くと心拍数が上がったり筋肉が収縮することで血液が流れ、良い血液循環の状態となります。

しかし、デスクワークが多いなど体を動かすことが少ない方は血液の循環が十分に行われないため、血液やリンパ液がその場で滞ってしまいます(完全には止まりません)。

そうすると浮腫んでしまいます。

要は同じ姿勢を長く続けると循環が滞って浮腫むので、最低でも30分に一回は立って数十歩軽く歩いたり、その場でストレッチをしたりしましょう。

 

【④姿勢の崩れによる筋肉疲労】

例えば猫背になると、前ももやふくらはぎの筋肉に日常的に負荷がかかります。

リンパは筋肉が伸び縮みすることで身体の上へと流れていきますが、筋肉に日常的に負荷がかかっていると筋肉は縮まったままで、リンパを身体の上へ流すことができなくなります。

 

猫背を改善させるためには肩甲骨から股関節のかけてのストレッチ、背筋のトレーニングを行うようにしましょう!

また、猫背になるとお尻が垂れたり、お尻の横幅が大きくなったりなど、女性のスタイルにも影響してくるので、ぜひ改善することをおすすめします。

【関連記事】

お尻の幅を小さくする方法!原因と対処法をそれぞれ紹介。

 

【⑤深い呼吸ができていない】

こちらも姿勢の崩れと関係してきます。

足から流れてきたリンパは、途中お腹から胸にかけて太いリンパ管の中を通ります。

この時、横隔膜が伸び縮みすることで太いリンパ管の中のリンパを流していきます。

しかし猫背になると横隔膜が伸びきったままになり、縮むことができなくなります。

横隔膜は呼吸をする上で最も重要な筋肉の一つで、横隔膜が伸び縮みしないということは呼吸が浅くなることに繋がります。

呼吸が浅くなると自律神経が乱れたり、酸素をうまく取り込めなかったりするので、頭痛や疲労・倦怠感など様々な症状を引き起こしてきます。

 

なので、こちらも猫背を改善させるために、肩甲骨から股関節のかけてのストレッチ、背筋のトレーニングを行うようにしましょう!

 

これらがリンパの滞り・浮腫みを根本的に解決する方法になります。

リンパマッサージに20分も30分もかけるより、日常的にできるちょっとした運動や水分摂取などを心がけていくほうがよっぽど改善しますので、ぜひ行うようにしましょう!

 

とは言え、根本的な改善に到るまでには多少時間がかかったりするので、それまでの応急処置として正しいリンパマッサージの方法をお伝えしていきます。

 

正しいリンパマッサージの方法


リンパマッサージにはやり方が色々ありますが、あまり難しく考える必要はありません。

知識がなくても自宅で簡単にできる方法がありますので、そちらをお伝えしていきます。

 

ポイントは、

①体を数ブロックに分けて行う。

②身体の端から真ん中に向けて行う

③優しく「さする」だけでリンパは流れる

この3つです。

 

まとめて解説していきます。

 

まず。身体のブロックを分けますが、以下の順番で行なって下さい。

 

①両脇・肩周り

②首筋

③腕

④胸・背中

⑤お腹・腰

⑥太ももの前・後ろ(膝裏含む)

⑦ふくらはぎ・すね

⑧足の裏・足の甲

 

次に「身体の端から真ん中に向けて行う」ですが、

腕なら手首から肩にかけて、お腹なら脚の付け根からみぞおちにかけて、太ももなら膝から脚の付け根にかけてなど、身体の端から中心部に向けて行いましょう。

 

そして、リンパは皮膚の表面にも無数にありますので、軽くさすったり、優しく揉んだりするだけでかなり流れます。

1ブロックあたり5〜10回ほどさすったり、優しく揉んだりしてあげましょう。

 

自宅で行うリンパマッサージはこれくらいシンプルで十分です。

 

ぜひ行なってみてください。

 

パーソナルジムpas à pas パザパのダイエットプログラムでは、日常的にむくみにく体質を作ることもできますので、何かわからないことがあればお問い合わせください。

熊本県からの休業要請も段階的に緩和されるとのことで、徐々にお客様のご来店が増えてくることが予想されます。

夏に向けてダイエットを頑張り、楽しい夏を迎えましょう!  

 

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熊本のパーソナルジムpas à pas パザパ代表の平野でした。

 

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