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冬は痩せやすいって本当?
こんにちは!
熊本市中央区でダイエットを専門で行っています、パーソナルジム pas à pas パザパ代表の平野です。
皆さん、冬は痩せやすいということ聞いたことありませんか?
初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんが、ダイエットについて調べたりしたことある方なら聞いたことがあると思います。
今日はそのことについてお伝えするのですが、なんでこれから暑くなってくるこの時期にそんな話をするかというと、冬の痩せやすいという話を信じて冬に痩せようと思ったら、かなり過酷な環境に身を置かなければならず、逆にきつい思いをするから今のうちに頑張っておいた方がいいですよということをお伝えするためです。
冬の方がが痩せるのは本当か?
そもそも、なんで冬の方が痩せやすいという話が出てくるかというと、
まずUCP(脱共役タンパク質)という遺伝子があり、これにはUCP1〜3があります。
このうちUCP1という遺伝子である褐色脂肪細胞というものがあります。
この褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼してくれるもので、寒さを感じると活性化され、より脂肪を燃焼しやすくなります(冬に代謝が上がるというのはこのこと)。
つまり冬に寒さを感じ、エネルギーを作って体温を上げようとした時、この褐色脂肪細胞が強く働くことで脂肪をエネルギーに変えて体温を上げるため、痩せやすくなるということです。
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ここまでを聞くと、冬にダイエットした方が効率が良いのではないかと感じるかもしれませんが、ではどれくらい寒さを感じれば褐色脂肪細胞が強く働いてくれるのか?
ここが大きなポイントとなります。
とある研究では、「室温16度の部屋に1日12時間、それを6週間続けた結果、脂肪が5%落ちた」という研究結果があります。
この研究に服装のことは書いてありませんでしたが、褐色脂肪細胞を活性化させるなら、体感として寒さを感じないといけないため、半袖または長袖のシャツ1枚程度となります。
夏であってもクーラーがんがん効いた16度の部屋に居たら、寒くてクーラーの温度を上げたくなりますよね。
寒い冬ならなおさら、1日に12時間、それを6週間も続けられますか?
頑張って続けたとしても、たったの5%しか脂肪が減らないということです(体重60kgの人であれば3kg)。
注意しないといけないのは、人の体には恒常性があり、体温は常に一定に保たれるため、体温が平熱より下がれば良いということではなく、寒さを感じ、体が体温を一定に保とうとエネルギーを作り出すから脂肪が燃えて痩せるということです。
人によっては5%でも十分・寒いのは平気という方もいらっしゃるかもしれませんが、私だったらちょっと耐えづらいなと思います。
それよりも食生活を少し見直すだけでも体重5%の減量は簡単にできます。
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ただ、寒い環境にいると免疫力が上がるというメリットはありますので、そういった意味も含めて実践してみるのはいいかもしれません。
もし褐色脂肪細胞を活性化させたいのであれば、お風呂で温まった後に、褐色脂肪細胞が多い肩甲骨周りを徐々にシャワーで冷やしていくと、褐色脂肪細胞が活性化し痩せやすくはなります。
ただ、これで痩せる効果は補助的なものなので、やはり運動や食事を組み合わせていくことがダイエットには必要となってきます。
なので、「冬は痩せやすい」に期待はせず今のうちからダイエットを始めて、少しづつやっていくのが一番だと思います。
今日の熊本は天気がいいですが、そろそろ梅雨がやってきますね。
梅雨が明けたら夏ですね!
頑張りましょう!
熊本のパーソナルジムpas à pas パザパ代表の平野でした。